なぜ企業団体献金がダメなのか?それは政策が歪められるからです。

 多額の献金をしている業界団体には手厚い政策や減税措置が行われますが、本当に困っているが献金ができない人のところにはなかなか政策が打たれません。

 その典型例が『高額療養費』の問題ではないでしょうか。下に資本金階級別の法人税実質負担率のグラフを示します。最も法人税の負担が重いのは資本金1億円の会社で、最も軽いのは100億円超の会社です。これは大企業が多くの税制優遇措置を受けているからです。

 企業団体献金の議論は大詰めですが、このままでは禁止が難しい状況です。国民の皆様のお力をお貸しください!

※税経新報2024より抜粋