ノーベル平和賞を受賞したICANの事務局長ベアトリス・フィンさんが衆議院議員会館にいらっしゃいました。フィンさんは「北朝鮮の核開発を止めるために、アメリカや今世界にある1万5000もの核兵器は何の役にも立ちませんでした。むしろ核開発をあおってきました。」、そして「自国の防衛のために核兵器の力に頼ることは恥ずべき行為だと、国際社会が考える中で、日本は最後まで核にしがみついていた国になりたいですか?」と述べました。
それに対して佐藤外務副大臣は「条約が核廃絶という崇高な目標を掲げるものであっても、その条約に参加すれば、核抑止力の正当性を損なうことにもつながります。これは日本国民の財産や生命が危険にさらされても良いということと同じことだと考えています」と核抑止力の重要性を述べました。
サーロー節子さんが「広島の事をお話しする時に、亡くなった人たちの魂の存在を感じます。その人たちの代弁者という気持ちがあります。日本の政府にもその人たちの代弁者としての責任感を感じて欲しい。」と話されていました。
私は唯一の戦争被爆国である日本は、あの悲惨なできごとが二度と起こらないように、世界の先頭に立って核兵器廃絶に向けて動くべきだと思います。