野党6党で沖縄ヘリ連続事故現場の視察をしました。以下の4ヵ所を訪れた後、翁長知事と面談しました。普天間第二小学校の落下物に関しては、校庭に子ども達がいた時で、子ども達の間に落下。学校の上をヘリが飛ばないように何度も申し入れているのに、このような事故が起きて遺憾。クラーク大佐は謝罪の中で「最大限、学校上空を飛ばないようにする」と話しましたが、「最大限」ではまた繰り返される可能性が高いと、関係者は懸念していました。校庭は未だ使われていない状態でした。子ども達を守らなければならない立場の校長先生が毅然とした態度でいらしたことが印象的でした。校庭を使い始めた場合は、沖縄防衛局からの監視員を数名配置し、もし上空をヘリが飛んだ場合は子ども達を避難させるそうです。これでは戦時中のようで、子ども達がかわいそう。きっと子ども達の心に一生の傷として残るのではないでしょうか?なぜ、米軍は学校の上を飛ぶことをやめないのでしょうか?
小学校のすぐ近くのみどりケ丘保育園にも米軍ヘリの部品が落ち、大きな音がして、みなびっくりしたそうです。一人のママさんが、「私が子どもの頃に米軍機の墜落事故があって、怖い思いをしました。あれから30年近く経っているのに、何も変わっていない。私の孫たちが同じ目に合わないように、私たちが頑張ります!」と話してくださいました。米軍は「落下物はヘリの部品であるが、米軍ヘリから落下したものであるとは確認できない」との立場をとっており、現在は警察が捜査中とのこと。いずれにしても、学校の上空を米軍機が飛ぶことに大きな問題があるのではないでしょうか。
翁長知事は「学校の上を飛ばないように100回近く申し入れているが、わかりましたと言うだけで、何も改善されない。」との趣旨の話をされていました。子ども達が安心して育つことができるように、何とかできないかと強く思いました。
■伊計島 UH-1Yヘリが海岸に緊急着陸 2018年1月6日16時頃
機体を解体して別のヘリで釣り上げて、ホワイトビーチに移動
(2017年1月20日にはAH-1Zが近くの能動に予防着陸)
■読谷村 AH-1Zヘリが一般廃棄物処分場敷地内に予防着陸 2018年1月8日16時頃
修理をして自力で帰還
(1965年にはトレーラー落下により小学5年生が亡くなる事故があった)
■普天間第二小学校 CH-53Eの窓枠が校庭に落下。2017年12月13日
■みどりケ丘保育園 園内に米軍ヘリの部品が落下。2017年12月7日(事実関係を現在調査中)