8月10日に成田空港検疫所の視察に行ってきました。4月に流行した第1波の新型コロナウイルスは欧州型と言われていて、3月上旬から中旬にかけて成田空港から入ってきた可能性が高いです。成田空港周辺住民や北総線沿線住民を守るためにも検疫所の水際対策は極めて重要です。

当時、成田空港の検疫が緩いとの情報があり、厚生労働省に何度も状況報告を求めましたが、簡単に「なにも問題ない」との回答があるだけでした。これでは国民を守り切れないと思い、実際に現場を見るために視察を申し入れましたが、即座に断られました。野党国会議員の無力さを実感しました。

今回は視察を受け入れてくれました。所長が丁寧に検疫の状況を説明してくれました。入国者は全員、検査が必要かどうか確認していました。直行便でない人も、レベル3対象国の滞在歴がないか確認していました。検査は、唾液検体で抗原反応を見るもので、2時間程度で結果が出るように努力されていました。段ボールベッドで一晩過ごす必要はなくなったそうです。

職員の人数は必ずしも足りている感じではなく、特に管理職は休みなく働いているようでした。これから入国者が増える中、人員の増強は急務だと思いました。

3つ全ての検疫所を視察後、所長室で意見交換を行いしました。質問にきちんと答えてくださり、少なくとも現時点で大きな問題はありませんでした。引き続き、地元国会議員として、成田空港の検疫問題に取り組んでいきます。

参加者
・宮川 伸(衆議院議員)
・大和義己(成田市議会議員)
・新見 準(八街市議会議員)
・野田泰博(栄町議会議員)
・吉村啓治(浦安市議会議員)





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