昨日、支援者の方から、来年から適応される配偶者控除の改正について、具体的な変更の内容がわかりにくいとのご指摘を受けました。減税になる方と増税になる方がいるわけですが、確かに自分がどうなるのか正確に理解していないと思いました。
配偶者控除改正の詳細は国税庁のホームページに掲載されています。
https://www.nta.go.jp/gensen/haigusya/index.htm
その概念図を以下に示します。基本的に高所得者は控除額が下がり増税となります。
これ以外に関連することは
★社会保険の問題
106万円の壁、130万円の壁の問題です。この壁を超えると年金と健康保険料を支払う必要が出てきてます。会社の社会保険に加入できる場合はメリットもありますが、小規模な会社で社会保険に加入できない場合、国民健康保険料と国民年金保険料の支払いが発生します。
★所得税と住民税
100万円以上で住民税、103万円超で所得税がかかる可能性があります。
★会社の配偶者控除制度
会社での配偶者控除制度に適応しなくなる可能性があります。
★高齢者夫婦の場合
控除のルールが多少異なるので負担軽減になる可能性があります。
税制や社会保険制度の問題で女性が働きにくい環境となっているのであれば、それを改善する必要があります。また、共働きやひとり親家庭が増えている中で、不公平感の少ない制度であるべきです。民進党は配偶者控除を含めた人的控除全体の見直しを行い、所得控除から税額控除、給付付き税額控除への流れを進めます。