私たちは憲法五十三条に基づき臨時国会の召集を求めています。

 懸念点が次々と現実にーー先の国会では、オリンピック中の感染爆発を想定して質疑が行われましたが、菅総理は「開催に当たっては、選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく、これが開催に当たっての私の基本的な考え方です」と繰り返すばかりで、具体的な対策を示しませんでした。私たちは感染爆発に備えて国会を三カ月延長することを要求しましたが、これも無視されました。
 このまま政府任せで本当に大丈夫なのでしょうか?

 国家の危機に国会議員が夏休みでよいのでしょうか?直ぐに国会を開いて国民の命と暮らしを守るために何ができるか議論すべきです。
 昨年は、病院や高齢者施設を中心に徹底したPCR検査を行うべきだと提案しましたが、政府は十分に動かず、第三波で多くの高齢者が命を落としました。水際対策をもっと強化すべきという提案も十分に聞き入れられず、政府は十分に動かず、アルファ変異株に続きデルタ変異株が簡単に国内に入りました。GO TOトラベルなど、見通しの甘さは他にも挙げれば切りがありません。 
 私たちは昨年から対案として「zeroコロナ戦略」を提案しています。少なくとも保健所がコントロールできるところまで感染レベルを下げる、その間、事業者支援をしっかり行うというものです。実際にニュージーランドなどはマスクなしの生活に成功しています。
「まずは命を最優先に、その間の補償はしっかりと」 

飲食店が悪いの?
 オリンピック開会式の前日、七月二十二日の東京都の感染者数は一九七九人、千葉県も三四三人と三百人超えが続いています。このままで本当に「国民の命と健康を守る」ことができるのでしょうか?
 特に注視すべき点は重症者数であり病床のひっ迫状況です。現時点で重症者数が激増している状況ではありませんが、病床のひっ迫率は五十%近くで、何らかの手を打つべき段階に来ています。
 政府は飲食店に対する自粛要請を強めています。お酒を出すお店に対して、金融機関からの締め付けや、酒の卸売業にお酒を卸さないように要求するなど、信じがたいことが起こっています。撤回したとはいえ、あまりにむごい仕打ちです。そもそも、中途半端な対策で感染拡大を繰り返してしまっていることや、十分な事業者支援を行っていないことが根本にある問題です。政府の不作を飲食店のせいのようにすることは断じて止めるべきです。

ワクチンと治療薬の二刀流で
 感染症対策ではワクチンだけでなく治療薬の開発も重要です。先日、抗体カクテルが特例承認され、新たな武器が加わりました。これはコロナウイルスがヒトの細胞に結合することを阻害するもので、レムデシビルとは異なるメカニズムです。軽症から中等症で使用可能です。副作用に注意しながら、ワクチンとの二刀流でコロナ退治することに期待します。

みやかわ伸が三ツ星国会議員に選ばれました

 表彰式は感染対策のためオンラインで行われました。田原総一朗氏からお祝いのメッセージを頂きました。
 政策作成にご協力くださった市民の皆さんやアドバイザーの皆さんに心より感謝いたします。引き続きボトムアップの政治に力を入れていきます。

三ツ星国会議員 表彰盾
三ツ星国会議員表彰式 zoomにて


2021年7月25日号「#国会を開こう」