「ワクチンを予約したいのですが、いくら電話やメールをしてもつながりません」「高齢の一人住まいですが、副作用は大丈夫でしょうか」など問い合わせがたくさん来ています。
 先進国のはずの日本はなぜここまでコロナ対策が遅れているのでしょうか?ワクチン接種はOECD37ヵ国中最下位、PCR検査は先進国最低レベル、穴だらけの水際対策、不十分な事業者支援――これで国民の命と暮らしを守ることができるのでしょうか?
 私たちは昨年から対案として「ZEROコロナ戦略」を提案しています。
「まずは命を最優先に、その間の補償はしっかりと」

ワクチン接種の要望を市長に提出

鎌ケ谷市議会議員 津久井 清(立憲民主党)

 鎌ケ谷市民の皆さまから「コロナワクチン接種の申し込みが電話・ネットでも全くつながらない、どうにかならないか!」という、悲痛な訴えが、私にも数多く寄せられております。
 日本でのコロナによる死者数約1万3千人のうち、約95%が65歳以上の高齢者です。「一刻も早くワクチンを!」との切実な心境は、十分に理解できると思います。

鎌ケ谷市のワクチン接種及び予約の状況
 鎌ケ谷市(人口約11万人)と白井市(人口6万人余)を比較調査してみました。5月31日現在、両市のHP等資料によりますと、
【接種済み】鎌ケ谷市約3100回・白井市4245回
【接種予約】鎌ケ谷市約7700回・白井市26038回(予約率75.1%) ※回数は1回2回分を含む

なぜ、鎌ケ谷市の接種予約が少ないのか?
 その原因は、鎌ケ谷市の予約システムが3週間先までしか予約ができないためです。6月末~7月などの予約を、先取り出来ません。
 そこで5月19日、私も含めた7人の市議会議員が連名で、清水市長と面談し、システムの改善など4点の申し入れ書を提出しました。

市民の命を守るための重要策を市はしっかり取り組んで!
 「コロナワクチン接種」は命に関わる重大事項です。周辺市等の取り組みの調査、システム導入の事前研究など、市長自らもっとリーダーシップを発揮すべきです。私たち市議会議員も、今回の市長申し入れの如く、「建設的な提案」を行い、協力して進めて参ります。

オリパラどうする

緊急事態宣言中に開催すべきではありません!

 オリンピック・パラリンピックは平和の祭典であり、多くの人に勇気と感動を与えます。また、選手は長い間目標に向かって練習を積み重ねてきました。できる限りオリパラを開催すべきです。
 一方、緊急事態宣言中に開催するかどうかは慎重であるべきです。「感染爆発のステージ4でオリパラを開催するのか」との国会での質問に対して、菅総理は「開催に当たっては、選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく、これが開催に当たっての私の基本的な考え方です」と同じ答弁を繰り返すばかりでした。病院に入れず自宅待機中にお亡くなりになる人がいるような時に、医療人材をオリパラにかけてよいはずがありません。
 競泳日本代表の池江璃花子さんのSNSアカウントに「(東京五輪)反対に声をあげてほしい」とのコメントが寄せられ、池江さんは「私は何も変えることができない」などと投稿しました。オリパラ選手にこのような回答を求めるのは酷です。言うべき先は政府であり、政府がきちんと方針を示すべきです。
 オリパラを中止にすると1.8兆円の経済損失が見込まれるとの試算を、野村総研が発表しました。しかし、例えばオリパラが原因でインド変異株がまん延した場合、その経済損失は6兆円規模になると言われています。そもそも経済より「命を最優先」にすべきです。

皆さんのご意見を募集中です!
【回答先】衆議院議員 みやかわ伸 事務所
FAX:047-413-0384 Email: info@smiyakawa.com
アンケート回答フォーム


2021年6月10日号「命と暮らしを守る」