「投票する政党がない。枝野立て!」という国民の後押しで結党した立憲民主党。選挙直前だったにも関わらず、1100万票もの票を頂き、野党第一党となりました。
 この一年「まっとうな政治」「草の根の政治」を貫くために全力で取り組んできました。市民と共に「原発ゼロ法案」を作りました。民主主義を守るために公文書改ざん問題やイラク日報問題に取り組みました。しかし、今の安倍政権の暴走を止めることはできず、高プロ、カジノ、6議席増などひどい法律が強行採決で作られてしまいました。
 新たな一年がスタートしました。初心を忘れずに、諦めることなく、「まっとうな政治」を私たちの手に取り戻すために全力で取り組みます。
 9月30日に「立憲フェス」が開かれました。議員とパートナーズが一緒に作る、新しいコンセプトの党大会です。
 福山哲郎幹事長の開会あいさつ「議員だけで一年の活動計画を決めるのではなく、パートナーや国民の皆さんと一緒に決めたいという思いでこのフェスをやらせて頂きます」から始まりました。 
 蓮舫さんがコーディネーターのトークイベント、対話型ワークショップ、立憲ミニトークなど盛り上がりました。ICANやPARITEなど市民団体のブースが並びました。
 最後の枝野代表の演説が印象的でした。「今だけ、金だけ、自分だけの社会でいいのでしょうか。新しい社会を一緒に作りましょう。立憲民主党はあなたの力を信じています。」
 7月22日に第196回通常国会が閉会しました。本国会では財務省の公文書改ざん問題に始まり、防衛省のイラク日報問題、厚労省のずさんなアンケート問題など信じられないような問題が次々と噴出しました。

【もりかけ問題ばかり?】
 しばしば「『もりかけ』ばかりいつまでやっているんだ。他に審議することがあるだろう。」とのご指摘を受けます。しかしそうでしょうか?追及の手を緩めていたら、公文書改ざん問題は明らかになりませんでした。民主主義を守るために必要だったと思います。安倍首相が真実を隠さなければ、この問題は直ぐに解決していたはずです。安倍首相の態度にこそ問題があるのではないでしょうか。
 また、実際の審議時間で言えば、 『もりかけ』に使った時間は全体の一割程度でした。多くの時間は他の法案審議に使っていました。

【野党は反対ばかり?】
 「野党は反対ばかりだ」と言われることがあります。しかしこれは誤りです。本国会で閣法などに対して反対したのは18%であり、80%以上は賛成しています。反対したのはカジノ法案など明らかにおかしな法案だけです。
 また、立憲民主党は47本の議員立法を提出しました。しかし、そのほとんどが審議されずに終わってしまいました。安倍政権こそ野党の議員立法を審議すべきではないでしょうか。

2018年10月3日号「結党1周年 草の根の政治を貫く」