2/27(木)に開かれた衆議院予算委員会第一分科会におきまして「衛星コンステレーションの防衛省予算2,832億円は本当に必要か?」など、防衛予算に関する質問をしました。

 冒頭、日頃より災害などの厳しい状況の中で国民の命と暮らしを守ってくださっている自衛隊員の皆さまへの感謝の意をお伝えしました。

 その上で、教育や農業の予算が増えない中、防衛費は急激に増えています。予算が使いきれず、本当に必要なもの以外にもお金が使われているのではないかという視点から、4つの例を指摘しました。

(例1)衛星コンステレーション(防衛費)

 この予算は衛星の開発や打上げ費用ではなく、民間が打ち上げた衛星から写真を買う際の、いわば写真代です。今まで入手できなかった重要な写真が手に入るなら必要な予算かも知れません。しかし、実際には衛星が上がるかもわからない状態で、計画では令和9年度から必要な写真を買うようです。

 そうであるなら「目的の衛星が全て上がったことを確認してから、令和9年度から予算をつければ良いのではないか?」と中谷元防衛大臣に質問しましたが、まともな回答はありませんでした。

 衛星コンステレーションの技術開発、例えばSAR衛星については内閣府や経産省、また防衛省も多額の資金を既に援助しています。こういった国の支援は必要と思いますが、まだ衛星が打ち上がっていない段階で、2800億円も写真を買うとは、やはりお金が余っているからできるのではないでしょうか?

 高額療養費の自己負担額アップで子育て世代のがん患者さん達が悲鳴をあげています。今年8月から引き上げられますが、そこから出てくる今年の額は200億円以下と言われています。防衛費を少し減らして、病気で大変な方々に回すべきではないでしょうか?

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55536&media_type=