インフルエンザのシーズンが近づいています。PCR検査の体制強化を至急行わないと、「熱が出たのに検査を受けることができない」人が続出することが予想されます。
 この間、PCR検査を増やすために、繰り返し厚生労働省と話をしてきました。先の通常国会では、PCR検査強化法の議員立法を提出しました。
 それでも検査が増えないので、市民グループと一緒に署名活動を行っています。第一弾は既に厚生労働省に提出しました。一定の効果があったと思います。現在、森田知事宛てに第二弾を行っています。ご協力をお願いします。 
  日本はなぜこんなにPCR検査が少ないのでしょうか?インフルエンザのシーズンが近づいていて、待ったなしの状態です。
 少なくとも、看護師さんや介護士さんなど重症化のリスクが高い人と接する人が、いつもで無料でPCR検査を受けられる体制づくりは急務です。
 強い危機感を持って、市民グループと一緒に厚生労働省に署名を提出しました。一定の効果があったと思います。厚労省は8月18日に、看護師さんや介護士さんに対して、大幅に行政検査の対象を広げました。また、国はPCR検査装置の購入費を全額補助しています。
 予算はあっても実際に検査が受けられるかどうかは別問題です。どこで誰が検体採取するのか、分析装置は何台必要なのか、検査体制を具体的に設計する必要があります。関係者と連携して、「熱が出たのに検査が受けられない」とならないように、全力で取り組んで参ります。

■ 鎌ケ谷市も独自のPCR検査を!
 世田谷区の保坂展人区長は世田谷方式を提案し、「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査が受けられるように取り組んでいます。一日300件の検査体制を10倍に増やし、少なくとも介護職員や幼・保育園職員はいつでもPCR検査が受けられるようにするとのことです。
 千葉県ではお隣の白井市や流山市が市独自の支援策を積極的に打ち出しています。

■ 鎌ケ谷PCR検査センターを視察しました。
 鎌ケ谷医師会が中心になって行っているPCR検査を見学しました。検査数は、9月22日現在、756件に及んでいます。
 とても暑い中、先生方は防護服を着て検体採取を行っていました。「命を守るために頑張らなければ」との強い使命感が伝わり、たいへん心に響きました。
 医師会中心のPCR検査センターはどの自治体にもあるわけではありません。鎌ケ谷医師会の先生方のご努力に感謝いたします。また、検査環境が改善するように申し入れていきます。

■ 習志野保健所と意見交換しました。
 鎌ケ谷市は、習志野市と八千代市と共に習志野保健所が管轄です。医師会ルートとは別に、保健所がPCR検査を行っています。3市合わせて、1日30件程度の検査が可能です。
 習志野保健所には一台しかPCR検査装置がありません。この一台がフル稼働しているそうです。もしこれが壊れると、分析ができなくなります。なぜ国は全額助成しているのに、2台目を買わないのでしょうか?また、このPCR件数では少なすぎます。全自動の検査装置をそろえるように千葉県に申し入れていきます。

■ 千葉県と意見交換しました。
 PCR検査体制を強化するためには、厚労省だけでなく、千葉県、保健所、医師会、そして鎌ケ谷市が一体となって取り組む必要があります。特に千葉県の役割は重要です。
 千葉県健康福祉政策課の担当者と意見交換しました。PCR検査体制の他、医療体制や保健所体制について話しました。医療体制については一定の対策が取られていましたが、保健所の強化は、民間への委託を含め、更に力を入れる必要があると思いました。引き続き、国と県が連携して対策が取れるように全力で取り組みます。 

■ 厚生労働省に署名を提出しました。
 「#PCR検査を増やそう」実行委員会の皆さんと一緒に、厚労省に要望書と署名を提出しました。
 8月18日の通達で厚労省は、コロナ感染者がいなくても、看護師さんや介護士さんは行政検査としてPCR検査が受けられるようにルールを変更しました。署名活動に一定の効果があったと思います。
 実際にPCR検査が受けられるようにするために、現在、森田知事に対して第二次の署名活動を行っています。ご協力頂ける方はご連絡ください。

2020年9月26日号「#PCR検査を増やそう(2)」