7月上旬に起こりました西日本豪雨災害は平成最大の被害となってしまいました。この大雨によりお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われたみなさまへ心よりお見舞い申し上げます。
 千葉からも何かできないかとの思いで、国会活動の合間を縫って、仲間と一緒に募金活動を行いました。多くの方々がご協力くださり、40万円強も集まりました。この千葉からの熱い思いを岡山県の被災者に届けました。
 今回の募金活動では、学生さんをはじめ若い人たちが積極的に協力してくれました。暑い中、汗だくで活動しましたが、「頑張ってください!」と声をかけてもらい感動しました。また、わざわざ家に帰ってたくさんの小銭を持ってきてくださった方もいました。国会会期末のとても忙しい時でしたが、仲間と一緒に活動して良かったと思いました。
 集まった募金は被害の大きかった岡山県に直接お渡ししました。とても喜んで頂けました。ご支援くださった皆様の思いが伝わったと思います。ご協力誠にありがとうございました。

【真備町でボランティア】
 この度の豪雨災害では、枝野幸男代表を本部長とする党災害対策本部を立ち上げ、被害が少しでも広がらないように全力で取り組んできました。また、衆議院全会一致で災害対策に関する決議を行いました。
 国会閉会後に岡山県倉敷市真備町にボランティアに行ってきました。朝9時には、倉敷市の災害ボランティアセンターに、多くの人が集まっていました(写真②)。スタッフの手際よい指示に従って、5人一組となり、真備町に行くことが決まりました。バスで真備支所に移動し、スコップや土嚢袋を受取り、割当てられた戸建てに行きました。既に豪雨から3週間が経っていましたが、全く住めるような状態ではありませんでした。主な任務は土砂撤去。とても暑い日で、熱射病にならないように、注意して作業しました。
 3時まで作業し、その後、決壊した河川敷や爆発したアルミ工場などを見せていただきました。

【小田川支流が決壊】
 今回の豪雨により小田川と支流の合流点近くが決壊しました(地図の一番右の×印)。写真③の黒い土嚢が積まれている部分とブルーシートに覆われた部分が、自衛隊を中心とした復旧部隊が修繕したところだそうです。小田川本流から支流に川の水が逆流し、コンクリート塀が一区画丸ごと崩壊した様子がわかります。この崩壊により町が水没してしまいました(写真①)。

【真備支所の一階は水没】
 復興拠点である真備支所は、住民への支援を優先して、手付かずの状態でした。写真④は一階の「子育て相談ステーション」です。写真⑤の指で刺しているところ、約3メートルまで水が来たそうです。一階は完全に水没したということです。

【避難所での助け合い】
 避難所である岡田小学校に行きました(写真⑥)。校長先生の英断と地域の協力で、エアコンや段ボールベッドなどが一早く整備されたそうです。地域の団体が相談窓口を作り、少しでも快適に生活できるように工夫していました。
 現地を見て、いかに厳しい状況だったかを肌で感じました。住民の皆さまのお気持ちを考えると、心がとても痛みました。一方で、店が壊れてしまったので、頑張って車で日用品を売っているお店など、皆が力を合わせ、助け合っている姿を見て、心が洗われる思いでした。
 近年、毎年のように異常気象による被害が出ています。避難方法の周知や訓練をはじめ、災害時に迅速な対応が取れるように、日頃より地域の結束と備えが必要です。また、消防や自衛隊が直ぐに活動できる環境作りが必要があります。地球温暖化対策にもしっかりと取り組んでいきます。

2018年8月7日号「助け合い・支え合い社会」