高額療養費の自己負担額が今年の8月から増える予定です。物価高で国民生活が苦しい時になぜ今、と思います。しかも病気で大変な思いをしている方に対してとは……

 立憲民主党の会議に出席した当事者の女性からは「自己負担額の引き上げは、子育てをする親にとってはとても過酷で『生きるのを諦めろ。子どもの明るい未来はない』と言われているようで絶望している」「(治療費が増えるので)子どもたちを生かそうと、死ぬ覚悟で治療をやめていく仲間がいる。こんな世の中でいいのか?」とのご意見があったそうです。

 私も本当に「こんな世の中でいいのか!」と思います。

 政府はやっと患者団体の声を聞き始め、内容を修正するようですが、全国がん患者団体連合会の理事長は「(修正案に)感謝するが、それだけでは到底受け入れられない。(見直し案の)凍結を求めていく」とコメントしています。

 私も改めて厚労省から修正案の考え方を聞きたいと思います。

 国会では115兆円の過去最大の予算審議が行われていますが、本当に無駄はないのか、しっかりとチェックして、病気の人の負担が増えなくても良いようにしたいです。