今国会で審議中の種苗法改正案について、農家や関係者の皆さんから直接ご意見お聞きするため、21日に富里にて意見交換会を開催しました。

冒頭、衆議院農林水産委員会での質疑について報告。農家の自家増殖の権利に制限をかけるべきでない理由として、①農家が海外流出に直接関与しているという証拠はない、②許可のない譲渡は現行でも法律違反とういことについてお話しました。

そして、政府はまず、農家に対して「登録品種であること、増殖したものを勝手に誰かに渡すと法律違反となること」をきちんと説明すべきであり、許諾制ではなく届出制で十分との見解を示しました。

参加者からは「日本の種子市場を狙っている多国籍企業が背後にうごめいている」「政府は農民を信じないでまともな議論を避けている」「強硬に法案を通そうとする姿勢に不満を感じる」などと延べ、改正案に対する懸念の声が相次ぎました。