5月12日、枝野幸男代表を招き、国政報告会「立憲民主党が目指す社会~まっとうな政治の実現に向けて~」を印西市にて開催しました。満員の会場は多くの立見客が出るほどの盛況ぶりで、別室に設けたパブリックビューイングの来場者も含めると約180人が詰めかけました。

プログラムの冒頭、宮川伸より、自身が衆議院安全保障委員として取り組んでいる自衛隊のイラク日報問題について報告しました。現地で命を張って任務に当たっていた自衛隊員の日報がなぜ隠されたのか?文民統制の問題としてだけで終わらせてしまってよいのか?隠さざるを得ない状況を作った当時の政権に問題の根源があることを指摘しました。

次に、枝野代表が、立憲民主党の経済政策について説明しました。「皆さんの生活はよくなっていますか?」「将来不安なく、安心して生活できていますか?」と会場に問いかけました。大手輸出産業に投資をし、トリクルダウンによって景気を回復されるというコンセプトそのものが間違っています。介護士さんや保育士さんの処遇改善、子育てしやすい環境づくりなど、社会ニーズが高いが、政治がしっかりやっていない、こういったところを強力に改革する必要があります。これがまさに日本を元気にする経済政策です。

また、枝野代表は、現政権が軽視しているとしか思えない、立憲主義と民主主義に関して説明しました。「旧友5人が久しぶりに集まり食事に行くことになりました。4人がそばを食べたいと言い、そば屋に行くことになりました。しかし、残された1人は重篤なそばアレルギーがあり、そばを食べることができませんでした。多数決でそば屋に行くことは正しい民主主義でしょうか?民主主義とは少数派の意見を聞かずに、多数派だけで物事を決めてよいということではありません。」真の民主主義を取り戻す必要があるのではないでしょうか。

最後に質疑応答では、教育、外交、原発事故対応、財政再建など、来場者から寄せられた多岐に渡る質問に代表が一つひとつ丁寧に答え、会場は終始熱気に包まれていました。

立憲民主党千葉県第13区総支部では、今後もこのようなイベントを開催し、市民の皆さんとの対話を積み重ねることで、草の根の声と共に歩む「まっとうな政治」を目指していきます。

来場者アンケート集計結果(PDF)

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