こちらは印旛沼沿いにある水産センターです。

ここではウナギの養殖をおこなっており、年間で数万匹のウナギを育てています。
ウナギの養殖では稚魚をシラスウナギまで育てる過程がネックとなっており、その生態の研究が急がれていますが、印旛沼ではシラスが取れ無いため、現在ではシラスを購入し成魚に育てているとの事です。

センターの業務員さんのお話では、そのウナギの一部を逆に沼に放流しているそうです。

こうして見ると千葉北部の二つの面が明らかになります。
一つは白井、印西、成田とニュータウンに代表される洗練された都市郊外の模様。近年の印西は主にこちらの面が取りざたされますが、もう一つには梨、スイカをはじめとした農業、そして印旛沼を起点にした水産業という、自然のすぐ隣で生活する人たちの姿。この二つのエネルギーをうまく結び付けて行くことも今後の千葉の課題です。